本日は、専門的な話しになります‼️
いまだに骨盤の仙腸関節が「不動関節」って力説する「化石的発想😇の整形外科医」なら、まだしも(笑)、骨盤にアプローチする整体、カイロ等のセラピストの方々がYouTube等で、いまだにそんな事を真面目に言ってるなんて…😅。
その昔、レネ・カリエという方が「痛みシリーズ」という著書を書き、こういう世界では、カパンディと共に、当時のセラピストの愛読書でした。確かに、バイオメカニクス的な内容で、ワタクシも30数年前愛読していました…。
カリエは、著書の中で、静的な腰痛とか姿勢による腰痛全体の75%が前弯の増加「反り腰」を持っていると言います。
しかし、この腰痛の原因が「反り腰」っていうのが、果たして、ホントなのか…⁉️です。
治療家の方々、単純にお考えください。皆さまの治療院に「腰が痛い」と言って、腰をそっくりかえって、入ってこられる患者様がどのくらいおられますか…❓ たいてい、腰を押さえて腰が引けた姿勢で来られませんか…。😅
腰痛の方が立位で、「反り腰」に見えるのは、骨盤の変位により重心位置が変わり、その中で立つために、カラダ全体で「全体重心」を変位させている為で、反り腰(腰椎の前弯増強)が、腰痛の本質ではなく、局部が反ってる事が、腰痛などの「原因」ではありません!!
※木を見て森を見ていない…。
「反り腰が腰痛の原因」というのは、机上の空論です‼️ 目を覚ましましょう😅
正常の腰の状況は生理的前弯があります。
腰痛の殆どの方々の骨盤は仙骨に対して腸骨が前上方に転移しております(As系)。
そうなると必然的に立位において、仙骨の傾斜(腰仙角)が減少し、その上に載っている24個の椎骨は、生理的カーブを減少させます。それは、最近でいう、頚部においては、「ストレートネック」ってヤツです😆 (首のカーブの減少は、脊椎全体のカーブの減少の一部です)
この骨盤の状況が解決されず、時間経過すると以下のような様相を呈しまします。これは見かけ上、実際には腰仙角を含む前弯はやや増強傾向にあるが、立位姿勢を全体像として捉えると、生理的前弯は見かけ上でわずかに軽減しています。
ほとんどの腰痛の現象は言葉を変えると、「反り腰」どころか、「引き腰」なんです!!
但し、尻もち等の外力を受けた骨盤(Pit)は、腰椎のカーブは増強します。
しかし、それは、左右どちらかの片側に起きる訳であり、基本的に、逆側のカーブは正常に近いので、そこで脊柱の「捻れ」が発生します。
人のカラダの解析は、三次元的、立体構造で考えなければなりません😅。
X線のシェーマのような片則的な考え方では、本質を見抜く事は不可能です。
だからと言って、CT、MRIで解るのは、あくまでも器質的問題であり、常に「不断の動き」をしてる人間の「機能的問題」は、やはり解りません😩。
「動的診断」でなければ不可能なんです。
何処に行っても治らない腰痛でお困りの方、是非、当院にいらしてください🤗🤗🤗
*骨盤の経時的変化 正常時
1段階
2段階
3段階
稀にある「尻もちなどによる外傷性の骨盤」
構造医学解析I より